FC−03Vの新機能と使用方法

FC−03Vの新機能

  1. 水温で点火時期を補正する機能が付きました。アイドリングと非アイドリングで別々に設定出来ます。ISCVが無い場合でも若干のファーストアイドルが可能になったり、高水温時のノッキング防止などが行なえます。
  2. 車速、および、回転数の上昇率によって噴射量を補正する機能が付きました。ラム圧などの影響で車速や使用ギアによって空燃比がずれるのを補正出来ます。

パラメータ(データ)の互換性について
 以前のFreedom ComputerのパラメータをFC−03Vに転送して使用する場合の注意事項



点火時期の水温補正機能の使用方法

  1. まず、FCSSの環境設定のエンジン、車種の選択で「0、共通」を選びます。
  2. Freedom Computerと接続したら、1、係数→11、点火時期関係→14、点火時期水温補正と進みます。
  3. 2、点火時期水温補正(アイドル)を選び、水温毎の進角値を設定します。ISCVやエアーバルブが無いエンジンでファーストアイドルさせたい時は、低水温で最大15度程度進角させる事で数百回転程度のアイドルアップ効果があります(実際のアイドルアップ量はエンジン仕様や低水温時の摺動抵抗の増加などによって異なります)。また、水温110度の値を2〜5度進角させると、オーバーヒートぎみの時のアイドリングの低下を防止できる場合があります。
  4. 3、点火時期水温補正(非アイドル)を選び、高水温時のノッキングの防止のため、90度と110度にー2〜ー5度を設定します(マイナスの値は遅角になります)。また、低水温で数度進角(プラスの値)を設定すると、低水温時のフィーリングが改善される場合があります。
  5. 全ての進角、遅角の設定が終わったら、1、点火時期水温補正使用フラグを1に設定します。

車速補正、および、回転上昇率補正の使用方法

 この機能はラム圧などの影響で加速時の車速やギアによって空燃比がずれる場合に補正する機能です。回転上昇率は1秒間でどれだけタコメータの針が上がったかと考えると判り易いと思います。空吹かしでは6000〜10000rpm/秒、低いギアでの全開加速だと2000〜4000程度、高いギアだと500〜1000程度になります。補正は車速、回転上昇率のいずれで掛けても同様の効果がありますし、両方使用する事もできます(NA6CEは車速センサがないため車速補正は使えません)。
  1. まず、FCSSの環境設定のエンジン、車種の選択で「0、共通」を選びます。
  2. Freedom Computerと接続したら、1、係数→14、その他の係数→14、その他の係数2と進みます。
  3. 車速補正は8を、回転上昇率補正は9を選びます。
  4. 車速、または、回転上昇率毎に値を設定します。1.000が補正無し、10%増量は1.100です。なお、FC−03Z以前のパラメータを移行した場合は全ての値が0.000になっている為、補正が不要な車速、回転上昇率の部分も選択して1.000になっているか確認してください。
  5. 全ての値の入力と確認が終わったら、車速補正使用フラグ、または、回転上昇率補正使用フラグを1に設定します。